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HIVに感染すると発熱や喉の痛みなどインフルエンザに似た症状が現れることがある

HIVに感染すると、発熱や喉の痛みといったインフルエンザによく似た症状が現れるケースがあります。HIV感染源として精液や膣分泌液、血液や母乳などが対象です。主な感染経路として性行為による感染や血液を介したもの、母子感染などになります。HIVを含んでいる精液や膣分泌液・血液が性行為により、パートナーの性器や肛門・口といった粘膜や傷口などから体内に入ると感染する仕組みです。正しい予防方法を身に付けることによって感染を予防することができ、感染したとしてもすぐエイズを発症するということではありません。

HIV感染後の経過はいくつか分類することができ、急性期の場合HIVに感染すると感染した後2週間目~4週間目において、HIVが急激に体内において増殖を始めていきます。CD4陽性リンパ球などが破壊されていき、この時期になると発熱や喉の痛み、だるさや下痢など、インフルエンザや風邪によく似た症状が現れることが多いです。筋肉痛や皮疹といったケースもあり、通常数日~数週間でこれらの症状は自然に消えていくことになります。無症候性キャリア期の場合、急性期を過ぎると症状が出ない時期が数年~10年ぐらい継続していきます。但し、この期間は患者によって個人差があり15年以上経っても症状が出ないケースがあれば、感染してから2年ぐらいでエイズを発症するケースもあるでしょう。この時期はあまり自覚症状がないので、検査を受けない限り感染しているということを把握することができません。症状がなくても体内においてHIVは増殖を維持していて、CD4陽性リンパ球数などの低下によって免疫力は次第に低下していく仕組みです。免疫力がある程度低下してしまうと、寝汗が出たり長期に下痢が続いたり、急激な体重減少といった症状が現れてきます。口腔カンジダ症や帯状疱疹などのいろいろな病気にかかりやすくなるので注意が必要です。

エイズ期の場合、治療を受けないと免疫力の低下からさまざまな病原体による日和見感染症、悪性腫瘍や神経障害などさまざまな病気にかかります。現在治療薬が進歩していて、十分HIV増殖を抑制することが可能です。生命予後も改善していて、HIV感染症はコントロールすることができる慢性疾患として考えられるようになりました。エイズが発症する前に感染を発見することができれば、ほとんど確実にエイズ発症を抑えることができるようになっています。早期発見・早期治療がますます重要になっていると言えるでしょう。

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