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HIV感染をすると口腔カンジダ症などの症状も発症しやすくなる

口腔カンジダ症はHIV感染者にとって頻度の高い疾患で、しばしばHIV感染者では初発症状になることが多いです。HIV感染症と合併するような口腔カンジダ症には、偽膜性カンジダ症や紅斑性カンジダ症、口角口唇炎などがあります。偽膜性カンジダ症の場合、除去することができる白色のクリーム状プラークがあり、口腔咽頭において確認することが可能です。このプラークは剥離された上皮や炎症細胞などと過形成している真菌の菌糸が混在しています。紅斑性カンジダ症の場合、一般的に口蓋や舌背といった粘膜表面において大きさが不定になっている平坦かつ境界不明瞭な紅色斑を確認することが可能です。

これらの口腔カンジダ症はAIDSの病勢が進んでいることを示していて、口角口唇炎の場合は口角に亀裂が見られることがあります。口腔カンジダ症は診断すること自体は容易で、菌糸や分芽胞子などを水酸化カリウム染色やグラム染色することによって、鏡検することで診断確定に役立てることが可能です。治療する場合局所療法や全身療法があり、抗真菌剤は併用薬や肝機能異常、患者の好みやコンプライアンス、局所治療薬の糖含有量を考慮しながら選択しなければいけません。口腔懸濁液などを使って1~2週間ぐらい洗口することによって、治療を進めることが可能です。局所治療の場合、トローチを利用することができたり、口腔懸濁液などを利用することができます。

口腔病変はHIV感染者にはよく見られる症状になっていて、口腔を詳細に確認することが重要になります。これらの口腔病変をなるべく早い時期において診断したり、治療することによって罹病率を減少することができるでしょう。いろいろな口腔病変が知られていて、これらの病気は患者に強い不快感を与えたり、随伴症状などを合併するケースもあるので注意が必要です。多くの場合は治癒することができ、HIV感染症の初発症状として参考にすることができます。

口腔病変は免疫不全のサインでもあり、HIV感染症の進行を把握することが可能です。尚、HIV感染者は多くの場合胃酸分泌能が低下しているので注意が必要です。口腔カンジダ症はときどきですが再発することがあるので、適切な維持療法が必要になるでしょう。適切な医薬品を利用することによって症状を改善することができたり、治癒することができるので早期発見・早期治療がポイントになります。何かしら異変を感じたら、できるだけ早い段階において病院を受診することが大切です。

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